2010/07/24 : 灯台天国!!灼熱地獄?!長崎灯台探しの旅

7月の中旬まで会社の仕事が立て込んでおりました。
下旬に業務も落ち着いてきたので、その代休を7月の26、27日もらうことができたのです。
ってことで4連休ゲット、早めの夏休みですな♪
これはどこかに出かけなければっ!っと計画を立て始めた。
初めに思い立ったのが佐渡島。
23日の深夜から移動開始し、24日の上陸、26日に島を離れる予定なら問題なし??
早めに訪問し終えたなら、福井・京都の灯台に寄り道できるしね〜。
けど、鹿児島から新潟までの移動となると・・・かったるいなぁ。
もう少し休みがあったら良いけど・・・
「ならば!」と思い立ったのが四国。
まだ未訪問な灯台があり、その数も手ごろ?
フェリー利用で移動疲れも佐渡島よりは少なそうかな。
って感じで場所も決まりかけていたところ、週間天気予報をチェックしていたらどうも天気がイマイチ。
四国は休みの後半に曇りマークがあるし、佐渡島に至っては土曜が雨マークだし!
「行くならやっぱり晴天でなければ!」
ってことで、天気がよさそうな場所を探してみると長崎方面は良さそうだったのです。
「こうなったら五島列島の1つ、福江島に行ってみるかぁ」
と決断!
24〜26日までを福江島で過ごして27日を予備日としておこう。
なんて予定を立て、出発前日の23日となったのです。
週間天気を確認すると・・・
「お!24日が曇りになってやがる!しかも時間ごとの予報では雨マークも出ているじゃないか」
ってことで、予定を少し変更。
24日は大きさの手ごろな的山大島に渡り3灯台を訪問して長崎市内まで移動。
25、26日に当初予定していた福江島に渡り、27日は帰宅するための移動日としておいておく。
こんな感じで最終的なプランを決定。
23日の22時頃に帰宅し、風呂に入り、荷物をまとめて仮眠zzz
そして24日の深夜2時に起床し、いよいよ出発したのでした。

鹿児島ICから九州道に上り黙々と運転をしていく。
途中、えびのPA、北熊本SA、金立SAで休憩。
金立SAに着いたころには夏のモワッとした暑さが。。。
 金立SAにて
長崎自動車道の武雄JCTより西九州自動車道を通りましたが、ここは無料区間なのね!
ただ、70キロのところをチンタラ走る車にイライラしつつも佐世保市内に。
その後、県道11号から国道204号に入り北上、一路平戸市へと向かうのでした。
国道の至る所に『平戸xxキロ』の道標があるので到着時間の目安は立てやすいのですが・・・ちょっと時間がギリギリだ。
ただ、そんなときに限って低速車両によるノロノロ運転が。。。
「これはホントにギリギリの到着かも」
と心配しながら平戸大橋に到着。
「お、無料化されているじゃないか!」
など、少し感動しつつ先を急ぐ。
(生月大橋も無料になったようですね〜)
フェリーが停泊してある場所に到着したのが8時25分、出発5分前です!
切符売場に急ぎ往復5600円をお支払い。
受付の女性の方がフェリーに電話で「もう一台乗船車両がいます」と言ってくれたので助かった!!
そしてフェリーに乗船、無事8時半に出港したのでした。
 乗船できたぁ!
的山大島への船内からは自身の知らない灯台をたくさん見ることができました。
平戸港の近くにはこじんまりしたもの、広瀬灯台の横には白黒の灯台、さらにその近くには2つの灯台、さらに平戸島側には照射灯が。
さらにさらに、肥前横島灯台と度島にも灯台が確認できた。
ゆっくり休んでいる暇がありません!!
一人あたふた撮影していると的山大島が見えてきました。
「おぉ、結構大きな島だなぁ、けど、的山大島曲リ鼻灯台は確認できるのがまだ救いだよな」
なんて思いつつ、的山港に到着。
無事、的山大島に上陸を果たしたのでした。
 さぁ3灯台目指すぞ!
上陸後に目指したのが馬ノ頭鼻灯台。
港を西へ西へと進んでいく。
1.5車線ほどの狭い道ながら走行はしやすいかな?
途中、的山大島曲リ鼻灯台への分かれ道っぽい場所を確認したものの、まずは馬ノ頭鼻灯台!
道なりに進んでいくと未舗装路となりついには行止りに。
 写真右に駐車したの
その奥に馬ノ頭鼻灯台を確認することができました。
道の突き当たりのスペースに停車させて歩き灯台へ向かうことに。
(車で急斜面を下って行けそうだったけどやめておきました)
キレイに整備された感じの道を下っていく途中に馬ノ頭鼻灯台を確認できましたが絶景でした!
 一気に下ります
旅の初っ端の灯台としては最高なんじゃないの〜♪とか思っていると・・・
一旦、標高のない場所まで下った後は、灯台のある小山を上る必要があったのです。
その道が・・・草ボーボーだったのです。
自身の足元といったら、いつも通りのハーパンにサンダルの夏仕様。
「こんな暑い中、戻って着替えるのは面倒くさい、こうなったらこのまま突破しよう!」
っと草の中へと足を踏み入れたのでした。
草を手で払いのけながら前へと進んでいく。
クモの巣も当然ありました、何度かハマってさぁ大変!?
最後に灯台へ続くコンクリ階段を上るところはかなり怖かったぁ。
 草の中を泳いだよっ!
足元が草ばっかりなので足を踏み入れた先に何もなく、こけそうになることが数度ありました。
けど、どうにかして馬ノ頭鼻灯台に到着することができました。
 来た道?を振り返る、の図
この旅の一発目の灯台ですが、すでにシャツは汗びっしょり!
しかも足元は草による切り傷がたくさんできてしまっていた。。。
「はぁ、これが後々痒くなるんだよなぁ」
なんて、凹みながらも撮影です。
空に浮かぶ雲の感じが素晴らしく楽しく撮影ができました。
けど、この灯台は近くからよりは遠目ですね。
ってことで、近場からの撮影はそこそこに来た道を戻ることにしました。
足の傷も『さらに倍!!』です、トホホ。
夏場の灯台めぐりの洗礼をいきなり食らってしまいました。
ただ、全体の景色を見渡せる場所での撮影はホントに楽しかったですよ!
心行くまで撮影した後、出発したのが10時15分でした。

続いて向かうは的山大島曲リ鼻灯台。
ここは、馬ノ頭鼻灯台の道中に確認できた脇道があったので、そこへ車を乗り入れる。
・・・おぉ、かなりの狭さ!
車幅ギリギリ、せり出した草木が車をブラッシングしつつ一気に海岸まで下っていく。
海岸にでると、すぐに的山大島曲リ鼻灯台の姿が目の前に確認することができました。
 灯台一直線!?
岬の雰囲気は山口の室積港灯台って感じでしょうか?
けど、こっちの方が圧倒的に何もない(笑)
少し曇っていたけど太陽が顔を出した瞬間を逃さず撮影完了。
11時10分に撮影を終え、来た道を慎重に戻りどうにか広い道まで戻ったのでした。

的山大島の灯台の中で、最後に目指したのが的山大島長崎鼻灯台。
一旦、的山港まで戻って県道159号を進んでいく。
途中から脇道に逸れて島の北へと向かおうとしたのですが・・・その狭さといったら!
しかも、対向車が来るものだから泣きそうでした。
(草刈りの作業を終えて戻る軽トラ軍団だったようです)
そんなことがありつつも割と広めの道から灯台の姿を確認。
灯台への脇道を見つけ車をねじ込ませ、狭路をゆっくり進んでいく。
 この道標が目印になるかな
すると・・・車道に刈られた草木が放置されていて先に進めなくなってしまったのです。
しょうがないので、手前に車を置いての灯台到達となりました。
(通常なら灯台手前まで車で行けますよ!)
ここも撮影スペースは限られましたが、雲の感じが素晴らしかったぁ。
灼熱の中での撮影を終え、車に戻ると車内も猛烈な暑さとなっておりましたよ。
 車で来れそうなのに。。。
港に戻る正しい道をトレースしようと試みたものの、方向感覚を狂わせるようなクネクネ道などでよくわからなかった。
ただ、素敵な棚田を見つけたのはうれしい誤算でした。
 棚田〜♪
 このヘキサより『天の原』へ
的山港に戻ったのが12時55分。
「出港まで30分あるかぁ」
っと待機していたら次の便は13時50分でしたか!!
ってことで、1時間の時間つぶしをすることに。。。
昼食を食べたり、防波堤灯台を撮影したり、顔を洗いに水道を探したり・・・
 的山大島港的山外防波堤灯台
どうにか時間つぶしをした後、フェリーが到着。
 フェリー入港♪
無事、3灯台をクリアして的山大島を離れることができました。
平戸港に戻るときも、行きに撮影した灯台などを捕捉しつつ本土に戻ってきました。

さぁ、本日のメインがあっという間に終了してしまった(汗)
けど、フェリーで見つけた自身の知らない灯台を確認しよう!ということで行動開始。
まずは平戸港のすぐ近くに見つけた、こじんまりした灯台。
 次はあそこだ!
平戸城の麓にある、ってイメージを探していくと『平戸文化センター』の駐車場横に立っているのを確認できました。
車を施設の駐車場に乗り入れたら、施設内で研修を受けていた方がみんなこっちを見たのにはビビったけど。。。
プレートを確認してみると『平戸港灯台』、まんまでしたね♪
ちゃちゃっと撮影して満足々々。

っと、ここで明日の福江島に渡るフェリーの予約をすることにしたのです。
予約なしってことでも良かったのですが念の為に、ねっ!
フェリーさくら』を運行する五島汽船協業組合に電話することに。
このフェリーは貨物フェリーってことで通常のフェリーよりは格安だったので出発前から目につけていたのです。
九州商船のフェリーだと往復で¥46,290なのですが、このフェリーだと¥30,500!!
(九州商船のフェリーは10月時点で期間限定の2枚回数券があるようですね、2枚で¥31,500、安っ!!)
この安さに一気に五島へ行く気持ちが高まったのです!
自分の車を乗り入れないなら、高速船&レンタカーってのが最安なのでしょうが。。。
まぁ、貨物フェリーの船内の設備などの心配はありましたが・・・電話したのです。
「すみません、明日のフェリーの予約状況を伺いたいと思って電話したのですが・・・」
「申し訳ありません、明日は日曜なのでフェリーは出港しないのですが」
「は!?」
運行してないってぇぇ!!
事前の作戦は水の泡!?
混乱した頭の中で思い立ったのは、
「すみません、今日の夕方の便には乗れるのでしょうか?」
「えぇとですね、本日も運行はしていないのですよ」
マジでぇ!?
頭の中はさらに混乱です。
どうしよ、どうしよ、と言葉を探す。。。
「えっとですね・・・明後日26日の朝の便はどうでしょうか?」
「あ、それなら空きはありますね」
予約しちゃった場合、明日の予定はどうするよ?
全く考えてもないですわ。
それなら値段は高いけど明日の九州商船のフェリーで渡った方が良いでしょう。
ってことで、
「あ、ちょっと検討してみて、また改めて連絡させていただきますぅ」
と返事をして電話を切ったのでした。
九州商船のフェリーなら明日の8時だし早めにターミナルに着いておけば乗船できるだろう。
けど、当初の予定が狂うなぁ。
値段も一気に増えるのも痛い。。。
まぁ、渡れないよりはマシだものね!
っと気持ちを切り替えたのでした。

続いて目指したのが広瀬灯台付近にあった小灯台2基。
県道230号から目指そうとしたけど、中々見つけることができないのです。
途中、広い退避スペースのある場所に駐車し、その脇から延びる歩道を下ることに。
 こんな待避所より
 海岸への道が延びてます
急な下り坂を歩いて行くと海岸にでました。
 海岸下りると・・・
そして、その左右に目的とする灯台を見つけることができたのです♪
(結構距離はありましたがね。。。)
 右手・・・遠い
 左手・・・遠い
まずは距離のありそうな北側の灯台を目指す。
大きな岩を乗り越え歩くのが大変でした。
近づくにつれて実感できる、そのあまりの小ささに、
「これって灯台ではなく灯って感じだな。プレートとかなかったりして・・・」
と心配になりました。
何せプレートがなければ灯台の名前が分かりませんから!
そして、灯台のある台座の梯子を上ると・・・ありました、プレート!
名前は『平戸牛ヶ首灯台』。
見つけることができて良かったぁ!
そして名前が分かって良かったぁ!!
更に、これが灯台であって良かったぁ!!!
撮影していると、この灯台と広瀬灯台の間の狭いところを大きな船が通過するのに驚いた。
その船が起こす波が自身のいる岸壁に打ち付けるのも良い感じ♪
ゆっくり撮影した後、次は反対側にある灯台へ。
こちらは砂地の箇所が多く、比較的歩きやすくて到達も楽々。
こちらも、何の変哲もない形。。。
けど、こちらも灯台でしたよ!!
名前は『南風埼灯台』でした。
少しゴミゴミしている感じだったけど到達できた達成感の方が高かったですよ。
心行くまで撮影した後、来た道を引き返し車に戻り出発。

続いては青砂埼灯台。
これは05年には到達できなかった場所。
キャリアを積んだ今ならばどうにかならないものか?って感じです。
国道204号から県道221号に逸れて行く。
途中、ゴミ処理場に至る道に逸れるとすぐにおばあさんがおられたので道を伺うことに。
「すみません、この先に青砂埼っていう場所に灯台があるのをご存知ですかぁ?」
「あぁ、この先を曲がって真っすぐ行けば行けますよ」
「車でも行けますかね?」
「さぁ、近くまでは無理だったと思いますが」
って感じでした。
前回訪問時に見つけた公民館『外目区公民館』の脇を進んで行く。
 外目区公民館
当時は諦めた狭い道を今回はドンドン進め!!です。
けど、道は狭く悪路な上に斜度もきつい。
一気に下って行った先に民家があり、その先からはどう考えても車では無理!
 車はこの手前まで!
ということで、ここからは歩き小路を進んでいくと海岸に出たのです。
目の先に、青砂埼灯台の姿がありました!
 見っけたぁ!
少し曇りがちな天候は残念だったけど、無事到達できただけでもよかったよ。
一通り撮影した後、車に戻ったのでした。
恐ろしく狭い道を今度は一気に上ってどうにか県道まで戻ることができました。

ぼちぼち日も沈んできたので切り上げますかぁ。
ってことで、本日はこれまで!
国道204号を引き返し佐世保市内へ。
西九州道の渋滞にハマったもののどうにか国道205号へ。
大村市内に向けて南進していく。
途中、長崎空港近くの温泉施設『大村温泉ゆの華』で温泉に入りました。
 さぁ温泉だ♪
しょっぱいお湯で足に作った切り傷にしみるわぁ!!
けど、汗を落としてゆ〜〜っくりすることができました。
その後、諫早市内で給油した後、長崎市へ向かったのです。
明日のフェリーの乗り場を確認しようと、あわよくば乗り場で車中泊でも良いかぁって気持ちでいたもので。。。
国道34号を進み長崎市内へ。
今年、樺島灯台訪問した経験から市内の走行は問題なし。
そして、国道499号の起点の近くにフェリー乗り場があることが判明。
・・・乗船用の駐車場は封鎖されていました、残念!
ただ、周辺の車の量が半端ではなかったのです。
どうやら、この日はお祭りがあり、その大渋滞が発生したのです。
その真っ只中に突入していたのです。
時間のロスをしたものの、どうにか車の流れが良くなる場所まで移動しました。
さぁ、夕飯と寝る場所はどうするよ!?
ってことで、夕飯は長崎ちゃんぽんを食べました。
出来上がるのを待つ間、市内のホテルを探してみましたが、探せば探すほど「もう車中泊でよくね?」って気になってきた。
ってことで、本日は車中泊!!
けど、市内はさすがにやばそうだし侘しい。。。
結局、大村市まで戻って長崎自動車道に入り『木場PA』を今夜の寝場所にしたのでした。
ちょうど、パーキング内にコンビニとかもあって明日の朝食なども購入できたしね♪
明日の予定を考えた後、就寝したのが23時30分でしたzzz




走行距離:614km


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