2010/12/04 : 晩秋の四国東海岸&2離島灯台探しの旅

日の出に間に合うように起床したのが6時。
さすがの12月、布団から抜け出すのが億劫ですよ。。。
パパッと着替えてカメラを持ち出し海岸へ出ることに。
周囲は明るくなりかけているものの、阿瀬比ノ鼻灯台は今も灯り続けている。
そんな中、砂浜を歩きながら太陽が昇りそうな地点を目指して歩いて行く。
「できれば日和佐港一文字堤東灯台と一緒に」と思い灯台近くまで向かってみると、日和佐港一文字堤東灯台って見た目は防波堤灯台だね。。。
しかも陸続きではないので到達もできません。
灯台一覧に掲載するには「う〜ん」っと思ってしまう灯台ですね。
なんて思っていると、カメラを持ったおじさんが来られました。
挨拶しお話を伺うと、昨晩宿泊したホテルで見かけた写真を撮影されている方でした。
おじさんに、だるま太陽が望めるか質問したら、
「今日は大丈夫でしょ!」
ですって♪
出羽島に渡らずに出発遅らせて良かったかも!
そして、ついに日の出を迎えました。
太陽と日和佐港一文字堤東灯台とを一緒に撮影するには位置的にイマイチ。。。
ということで、対象は日和佐港北防波堤灯台に変更しました。
 日和佐港北防波堤灯台
 日和佐港一文字堤東灯台
見事にダルマ太陽になりました!!
海岸線から昇る日の出って、やっぱり素晴らしいですよねぇ。
静寂の中、撮影し続けました。
おじさんとお別れした後、日和佐港北防波堤灯台の近くで撮影&日和佐港一文字堤東灯台も撮影しました。
ホテルに戻り、荷物をまとめた後、出発したのが7時45分でした。
 ウミガメの産卵地らしい
 昨晩泊まったお宿
続いて目指したのが阿波竹ヶ島灯台。
お宿から距離的に近いのは出羽島灯台なのですが、8時20分の便に乗ると本土に戻るのは9時か12時。
9時の便は無理だし12時は待ち過ぎちゃうのね。
だから、出羽島には11時の便で行くことにしたのです。
そんな訳で先に阿波竹ヶ島灯台へと向かったのでした。
国道55号を南下していき、道の駅『宍喰温泉』を通過。
ここは以前に車中泊した場所、懐かしい場所ですわ!
ナビに従い、『水床トンネル』通過直後にある交差点(高知県との県境手前)を海に逸れ県道309号へ。
 高知県境のここから脇道へ
その後は『竹ヶ島』の看板に従って島に上陸。
 竹ヶ島に向かえばOK!
道なりに突き当たりまで行った場所に停車させました。
近くに神社があり、その脇から怪しい階段がありましたがまずは地元の方に確認、です。
 車の奥の階段を上れ!
漁港におられたおじさんに話を聞くと、道は間違いないらしい。
そして、途中から右手に灯台の矢印が出ているからそれに従えば問題ないようだ。
ルートも判明したので、いざ歩き始めるぞ!
キレイな階段を上っていき墓地を通過、暫くすると未舗装路となりました。
緩やかな斜度ですが、ポッカポカと体が温まってきますね。
日頃の運動不足のせいか、割としんどい。。。
2ヶ所ほど脇道がありましたが、どれも灯台ではなくスルー。
正しい道を通過しちゃっていたら・・・と思うと心配でしたが、ここはおじさんの言葉を信用するのみ!
すると、展望台手前にある魚つき保安林の道標に小さく『阿波竹ヶ島灯台→』の表示を発見!
 こっから脇道よ♪
脇道は狭い道ながらも割としっかりしていました。(夏場だと草が大変そうかも)
 割としっかりルートね!
 ここもしっかりしてるでしょ?
そして、停車させた地点から20分でついに阿波竹ヶ島灯台に到着。
西日本では割と珍しい赤白灯台。
 到着ぅ〜!
ただ、森の中にある灯台なので見上げるだけしか展望が広がりません!
どうにか撮影を済ませて帰路に。
分岐地点まで戻って展望台や更に奥へと進んでみたものの・・・灯台の姿は確認できず。
渋々、駐車した場所まで戻ることに。
途中に甲浦灯台が確認できた時は「おっ!」っと思いましたが。
 遠くに甲浦灯台
どうにか駐車場所まで戻り出発したのが10時5分でした。

続いては出羽島灯台。
国道55号を引き返し出羽島の連絡船乗り場に向かいます。
市街から港を目指し狭い道を走っていくと、橋の近くに渡船を発見!
 連絡船に乗れ〜!
ただ、停車させる場所が見つかりません。
市街をグルグル徘徊したもののダメ。
時間も迫ってきて焦ってくる中、どうにか船乗り場の奥にある少し離れた漁港に停車させて小走りに向かったのでした。
船にはどうにか間に合いましたが、乗客は結構おられました。
そして11時、出羽島に向けて出港!
防波堤を超えていった時、丘の上に指向灯?照射灯?らしき建造物を発見しました。
「本土に戻ってきたら立ち寄ってみるかぁ?」
なんて思いながら、船は進んでいきます。
昨日に比べれば穏やかな波なので気楽なものです。
波風に当たりながらぼんやりしていると、あっという間に出羽島に到着。
12時20分の船で戻る予定なので、慌ただしい滞在となります。
出羽島は、鍵の外れた南京錠のような島の形をしていて、船は鍵が外れた地点に停船しました。
船着き場の看板だと灯台へは3ルートあるようです。
 およそ1km
今回は最短距離と思われる中央突破ルートで向かい、東側ルートで戻ってくる道を選択。
静かぁ〜〜な島内、港をグルッと回り込むと山道となります。
 ここから上り坂始まり!
ホイホイと階段を上っていくと、ボロボロの展望台跡を発見、その奥に出羽島灯台がありました。
 錆びついた展望所
「・・・なんだこれ!?首長すぎでしょ!」
灯光部分が異様に首の長い灯台だったのです。
それ以外は四国に良く見られる六角形?八角形?の灯台なのですが、首の長さが・・・
LED化されていたので、それ以前は普通だったのかな?
 広々してるのが印象的
ちょっと怖い灯台ですが撮影開始。
天気が良く、周囲も広々していたので撮影は楽しかったですねぇ。
山の上なので、海と一緒ってわけに行かないのはしょうがないか。。。
時間もあまりないので、慌ただしく出発。
帰りは海沿いの別ルートを通ってみましたが、どちらも時間的には変わらないかな?
(ルートがしっかりしているのは中央突破ルートかなぁって位の違いですかね)
 一気に下ります
麓まで下り、船の出港の時間が迫っていましたが、防波堤灯台までは行ってみましたよ。
「もし『出羽島港灯台』なんて名前だったら悔しすぎるもんねぇ」
なんて思いましたが、名前は『出羽島港東防波堤灯台』。
 出羽島港東防波堤灯台
まぁ、フツーに考えたら防波堤灯台ですわな。
一人納得し、12時20分に出羽島を出港し無事牟岐港に戻ったのでした。
 さよなら、出羽島♪
牟岐港に戻り向かったのが、出羽島に向かう際に確認できた建築物。
「指向灯ならしめたもの、照射灯ならしょうがない」
って感じです。
まぁ、時間潰しにはちょうど良かったかも。
道が分かりにくく悪戦苦闘したものの、どうにか岬に向かう感じの道を発見。
 ここから左手の道へ
ただ、『私有地につき立入禁止』ってな看板があったので、歩き向かうことにしましたよ。
(歩くのだってNGっぽい感じもしたので静かぁ〜にですが)
細い山道をテクテク歩いていきます。
 車も行けそう。。。
道はギリギリ一車線、車でも行けそうな感じでしたよ。
そして、ついに建物を発見!
名前を確認すると・・・『牟岐港小張埼沖防波堤照射灯』。
 牟岐港小張埼沖防波堤照射灯
残念!指向灯ではありませんでした。
しかも木々が邪魔で撮影しても箱のようにしか写せませんでした。
照射灯の奥には『徳島県漁業用牟岐無線局』の建物があって、その建物の上には灯光部がありました。
 これは・・・?
かなり気になりましたが、扉が開いていたのです、どうやら人がおられるようです。
流石に立入禁止区間を歩いてきたこともあったので、気付かれないように元来た道を引き返したのでした。
そして、13時40分に出発することにしました。

さぁ、いよいよ室戸岬灯台に向けて出発です。
道は国道55号を走行していけば問題なし、過去に訪問済みだしね♪
時間もかなり余裕あるし夕焼け&点灯に立ち会えそうです。
もう少し時間に余裕があれば、紅葉ドライブって選択肢もあったんだけど・・・これは仕方ないですね。
ただ、国道を走行中『甲浦駅』の案内板があったので少しだけ寄り道してみました。
場所は白看に従って進めば問題なし!
駐車場もあって、案外奇麗に整備されていたのには驚いた。
ここは『阿佐海岸阿佐東線』の終点となる駅のようで、ここから先に線路がないのです。
しかもホームが高架部分にあるのですね〜。
 ちょうどディーゼル車が!
ローカル線にしてはかなり近代化されているなぁ、無人駅なのですがね。。。
一通り撮影をして戻ることに。
 甲浦駅に停車♪っと
『阿佐海岸阿佐東線』は駅数が少ないことに気づき「これなら全駅を訪問しておく??」って思いましたが我慢しておきました。
(海部・宍喰と甲浦の3駅だけ!)
いつか機会のあるときのお楽しみに♪ですね。
ってことで、改めて国道に合流し南下していくとにしたのです。

室戸岬灯台に向けて車を走らせ国道493号の分岐を通過。
しばらくすると国道脇に『海上保安庁』とペイントされた細長い灯台を見つけたのです。
「これは明らかに灯台だ!」
っと、近くの漁港に停車させて歩き向かってみると、『佐喜浜港導灯』でした。
国道奥にはしっかり後灯もあるではないですか!
前灯を撮影後、後灯に行ってみましたが撮影場所はないっすねぇ。
しょうがないので、漁港に出て2ショットの撮影をしておきました。
 佐喜浜港導灯
前回訪問時は、室戸岬で日の出を拝もうと必死だったから気付きませんでしたよ。
新たな発見と見つけられてラッキーと時間つぶしができたのとで満足しつつ出発しました。

室戸岬灯台への道は訪問済みの場所もあるので気持ちもゆとりがあります。
国道55号の走行って独特な雰囲気があるのですよねぇ。
荒涼とした雰囲気が徐々に広がってくるというか、北海道的な雰囲気でしょうか。
室戸岬を一旦通過し、県道203号を上っていくと最御崎寺の無料駐車場に到着。
 歩き400mです
カメラを抱えて、参道を歩きお寺はスルー、そしてついに室戸岬灯台と再会♪
久々にみる一等レンズは流石にしびれますね!
沈みつつある太陽を見て「この位置関係だと太陽と灯台とを一緒にってのは厳しいなぁ」なんて思いました。
(冬場でギリギリだったので、夏場だとさらに無理でしょうねぇ)
ただ、沈んでいく太陽を眺める場所としては素晴らしい場所だし、夕日に照らされた灯台もステキです。
ここは新たに『恋人の聖地』に認定されたようですが納得です、けどその看板は全くもって邪魔でしたが。
日も沈み、点灯の瞬間を待っていましたが、そのときは突然にきました。
静かに回るレンズに感動しきりでした。
 ステキすぎる!
寒さも忘れてずっと見ていましたが、ホント飽きませんでしたよっ!
灯台までの下り坂で灯光を直視できる高さがありましたが、あまりに眩しさに・・・目には悪そうですね(笑)
すっかり辺りも暗くなり車に戻ろうとしたら、参道が真っ暗だったのには焦りました。
駐車場に戻り出発したのが18時05分でした。

本日はここまで。
後は宿泊する場所を探すのみ!
運転中とかに考えていましたが、今夜は高知市まで移動しホテルで宿泊した方が明日が楽になると判断。
「ホテルは09年に宿泊した場所にしよう!」っと決め、ナビをセットして出発したのでした。
ナビに従い、真っ暗な室戸スカイラインを走破し国道55号に復帰。
後は黙々と北上。
国道32号との交点近くで給油し、その横のホテルに到着したのが19時50分。
ホテルも余裕の空き室あり!
寝る場所も決まったので、落ち着いて夕飯を食べに出かけました。
かなりの量でしたが、あっという間に完食!!
 かなりの量でしたが完食
その足でコンビニに行き明日の朝食などを購入しホテルに戻りました。
お風呂はホテルにあるジャグジー風呂。
明日の予定などを検討し眠りについたのでしたzzz




走行距離:408km


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