2011/03/25 : 離島灯台を巡る!長崎県・対馬編

7時10分に起床。
しっかり睡眠もとれて体調は良好。
朝食を食べに食堂に、久々にまともな朝ごはん♪
 朝ごはん♪
残さずガッツリいただきました。
そして荷物をまとめてチェックアウト。
天候も未明に夕立のような激しい雨が降ったので心配していたけど、無事晴れていました。
「桜島の降灰で灰だらけになった車も綺麗になっているはず♪」
なんて思っていたけど、黄砂でより汚くなっていました、無残!!
そんなことを思いつつ出発したのでした。

本日の予定は昨日残した北部の灯台をクリアして南下。
中部の灯台を総なめして予約していた厳原のホテルに入る、って感じです。
昨日の遅れを少しは取り戻したい!っと気合を入れてのスタートです。

本日1発目は舌埼灯台。
昨晩入浴した『渚の湯』脇の市道を通過。
それっぽい山道を見つけたもののスルーしちゃって漁港まで行きすぎた。。。
Uターンして道路脇から延びる未舗装路より歩き灯台を目指すことに。
 左上の未舗装路へ!
途中、ガレていて車の走行が困難な箇所はあったもののオフロード車なら案外いける??
けど、おいどんの車では完璧ムリ!
ってな道を歩いているとシカと遭遇しました。
動物と鉢合わせするのって、ホントに怖いですよねぇ。
クマはいないので少しは気が楽だけど・・・いつも身構えてしまいますよ。
しばらく歩くと両脇に海岸が広がる地点となり、そこにゲートがありました。
 ゲート出現
ここが灯台への中間地点って感じでしょうかね?
歩いていて気付いたのですが、この道の両サイドには椿がたくさん生えていました。
昨晩宿泊したホテルにもお土産に椿油が売られていたし、椿が有名なのでしょうねぇ。
なんてことを思いながら歩いていくと一旦広々したスペースに到達、その先には『運輸省』(だったはず)の石碑がありました。
 灯台までもう少し!
「これがあるってことはもうゴールはもうすぐ?」
っと期待をこめて進んでいくと、ついに灯台に到達。
 見えてきたっ♪
周囲には木々が多くて撮影場所は限られる感じですがやっぱり到達したときはうれしいものです。
この灯台、照射灯も併設されているようです。
 舌埼東方照射灯
撮影を済ませてそそくさと戻ることに。
この日は風が強かったものの椿の木々のお陰で問題なし。
ただ、ゲートのある地点では括れた地形だったものだから強風の餌食となりましたが。。。
そんなことがあったものの、無事車まで戻り出発したのが9時40分でした。

続いて目指すは沖椎根島灯台と三島灯台。
ただ、両方とも島の上にあるから遠景ですが。。。
県道182号に出て灯台の確認できる地点を探していく。
対馬豊港まで行くと良い感じで沖椎根島灯台が確認できました。
 対馬豊港防波堤A灯台と共に
白波が立って風が強い様子が良く分かります。
防波堤からパパッと撮影。
対馬豊港防波堤A灯台と対をなす場所にあった灯がかなり気になりましたね。
けど、灯台ではないんだろうなぁっと防波堤灯台から撮影するだけにしておきました。
 気になる!!
三島灯台もここより近い地点より確認できました。
ちょっと遠かったけど見えないよりは・・・ね!
ってことで、これで北側の灯台はコンプリート。
国道382号に戻って南下を開始したのでした。

ここから対馬中部にある灯台探しスタートです。
その手始めが対馬鼠島灯台。
まぁ、これも島の灯台だから遠景だけどね。。。
黙々と走行を続け、国道から脇道に入り『浅茅パールライン』を進んでいく。
『浅茅パールブリッジ』を渡り島山島に上陸、突き当りにある島山地区まで行くと広々したエリアに到着。
 浅茅パールブリッジ
 島山地区に到着
(バスがUターンできるように整備されている感じでした)
そこに停車させ、漁港に沿って歩いていくと神社の鳥居脇から海を望むと遠くに灯台を確認することができました。
 海岸沿いを歩いて
 神社脇から望遠よ♪
風を真正面に受けつつも何とか撮影完了。
来た道を歩き戻っていると、ひげの立派なおじさんとしばしお話をさせていただきました。
おじさんからは「灯台なら対馬棹尾埼灯台がいいぞ。夜になったら韓国の夜景が見えるし」なんて教えていただいた。
お別れをして出発したのが12時半でした。

続いて目指すは彼瀬埼灯台。
国道に戻ってすぐの脇道より『あそうベイパーク』方面へと進んでいく。
 あそうベイパーク
すぐにゲートが現れました。
夕刻すぎるとゲートが閉まってしまうようですね。
(7〜9月までは19時、それ以外は18時みたいですよ)
しばらく進んだ先にある広い駐車場を通過していくと、「いかにも!」ってな遊歩道がありました。
『風車まで1.2km』ってな道標しかありませんでしたが、ここであろうと確信!
 左奥から進み、こっから山道
邪魔にならない適当な場所に車を置いて進入開始。
道自体はコンクリ舗装の立派なものでした。
ただ、アップダウンがきつくてきつくて。。。
休憩所がある地点に脇道がありましたが、『岬』ってな看板に従いメインストリートを黙々と進んでいく。
 親切設計でしょ!?
 強烈なアップダウン!!
 灯台の文字ですね♪
しばらく歩くと風車が目に入り、そこから少し下った先に灯台がありました。
 ようやく灯台です♪
「お!陸続きになっていないのか!?」
ロープでちょっぴり崖下り?なんて思っていたのですが、ほんの少しだけ陸から離れていたのです。
けど、ここの雰囲気は結構好きでしたよ。
風が強かったので、身を乗り出しての撮影はかなり怖かったですが・・・
かな〜り遠くの島には黒ミ埼灯台の頭が確認できました。
「よし、黒ミ埼灯台はこれでクリアにしとこっ!」
ってことにしましたけど・・・ダメ??
(陸地から狙えるポイントが空港しか思いつかなかったので、これでいっか!って一人納得させていました)
なんてことがありましたが撮影を終え、来た道を戻りました。
昨日からの足の疲れがあったので辛かったなぁ。
どうにか駐車した場所に戻って出発したのが13時35分でした。

続いて目指したのが万関瀬戸の2灯台、万関瀬戸東口灯台と万関瀬戸西口灯台!
東側は昨日訪問済みだったのでメインは西側ですね!
まずは東側、2度目だったのでチャチャッと訪問、チャチャッと撮影。
昨日は早朝で点灯していましたが、青空の下ってのもサイコーだね♪
とか思いながら、ふと外洋の方に目をやると・・・
「あ!あれは対馬黒島灯台ではないか〜!」
東の海に浮かぶ島の頂上に灯台の姿が確認できたのです。
間違いなく対馬黒島灯台でしょう。
これは儲けもんです、端から確認できないだろうっと諦めていた灯台でしたから・・・
「昨日は早朝訪問だったから、もしかすると点灯していたのかもしれんなぁ、残念!」
とは思いましたが、できるだけ近い地点まで撮影をし満足!
続いて万関瀬戸の西側にあるはずだったのですが・・・この灯台、全く場所が分からなかったのです。
万関大橋の袂から海岸沿いを歩こうと思っていたら途中で途切れていてNG!
 橋の西側に来たものの。。。
 行止りかよ。。。
ならば!っと西側からアタックしようと向かったものの悉く不発!
「こうなったら万関大橋の上から狙い撃ちだ!」
っと思い、万関大橋を渡ってすぐの展望所から狙おうとしたらこれもダメ!
「対岸の海岸縁まで道が延びてそうだから行ってみる?それよりこことは別の灯台から行ったほうがよくね?」
なんて思った結果、万関瀬戸西口灯台は諦めることにしたのです。
(自身の訪問の鉄則『灯台訪問はまずは奥地から攻めろ!』を実践しようとしたのね)
対馬黒島灯台は予想外に発見でき、万関瀬戸西口灯台は楽に到達できるわ♪っと思ったら予想外に見つからず。。。
なかなか思い通りには行かないのが灯台探しの楽しいところですわな。

続いて目指したのが折瀬鼻灯台。
万関大橋の展望所にあった案内板に、しっかり折瀬鼻灯台の記載があったのを見つけていたのです。
 万関橋の案内板、折瀬鼻の表示が!
「案内板に記載される位だからルートはしっかりしているだろう。到達は案外楽かも♪」
なんて思いつつ国道を南下することに。
国道を少しばかり走行し、緒方地区へ向かう脇道に入り山道を走行。
緒方地区に到着すると『姫神山砲台跡2km』の案内板に従い車を走らせてみたのですが・・・あっさりダート道となり断念。
 姫神山砲台跡へGo!
さっきの案内板のある広々とした地点に車を置いて歩き向かうことにしたのが14時45分。
神社の前を通過、、、その前に無事戻れるようにお祈りしてからアタック開始!
 神社脇までは車でも。。。
ちょうど、中学生?の女の子がいたので灯台の場所を尋ねてみましたが「ちょっと分からない」とのこと。
(予想に反して、あまりメジャーではない??)
山道はダート道とコンクリ舗装路を繰り返しながら高度を上げていきます。
 電線に従い左、すぐダート・・・
途中に脇道があったので浮気心で向かってみたもののNG、時間をロスしただけでした。
神社の脇に山道らしきものはあったものの、草木が行く手を遮り前進不可能になってしまったのです。
「出だしからここまで厳しいはずはない?ってことはこれは誤ルートに違いない。。。はぁ」
 電線外れて右に行くと・・・
 この神社があって前進できず!
メインルートは山道と共に電線が延びているので、それを信用せなあかんのね。。。っと反省。
途中でコンクリ路になったり案外歩きやすい山道を黙々と進んでいく。
 キレーに整備されてますね♪
暫くすると、だだっ広い空間に到達したのです。
ちょうど、ここが『姫神山砲台跡500m』の地点で、しっかり道標が立っていたのです。
 道標に従い画面中央に行くとNG!
ただ、電線は砲台跡には延びておらず、広場の更に奥に延びている様子。。。
・・・お、やっぱり奥に道が延びているではないですか!
っということで、ここで砲台跡の道標とはお別れ。
灯台に向けての本格的な山道となります。
 道標奥の電線に従い道があるのよ!
黙々と電線伝いに歩いていくと途中で電線が一気に麓まで下る地点があったのです。
脇道らしい道も見当たらないので、道なりに歩いていくと道が二手に分かれていました。
ここは電線と共に下っていくルートが正解でしょう。
ってことで、Uターンする感じでヘアピンをクリア?ここから下りとなります。
 このヘアピンから九十九折り!
(人は九十九折りで高度を下げるのに、電線は一直線で下っていくのです、電線さん・・・ズルイよ)
ただ、この道がかなりの悪路でした。
道幅が狭い上に草木が生い茂り、足元は落石がひどく安定感がないために、歩きにくさが半端ではない!
 うは!これは強烈!!
かなりやられまくって「もう引き返す??」って思ったとき、少し景色が広がる地点の向かいにある山の上に灯台の姿が!!
「おっ、灯台あったよ!このルートで間違いなさそう。けど・・・遠すぎっ!!」
確認できたのをいいことに、ここで撮影を済ませて戻りたかったぁ〜。
というのも、この時点で帰りに時間が気になっていたのです。
行ったは良いが戻れなかったら最悪。。。
しかも九十九折りがある地点は山影になっていて案外暗かったのも心配の種。。。
進む??戻る??と悩みましたが、ここまで来たら前進あるのみ!
今のひどい道さえクリアできれば、あとは多少暗くても戻れないことはない?ってな都合の良い結論を導いたのです。
まぁ、この後の訪問スケジュールをキャンセルしちゃえば時間は問題ないだろうって考えもありましたしね♪
(全体の予定としては逼迫してくるのですが・・・ね)
悪路をどんどん下っていくと谷の最下部に到達、ここで二手にまた分かれていました。
左手はどうも海岸に出てしまいそうな感じ(灯台の保守管理かも?)だったので、ここは右手を進むことに。
蕗の薹が異様に生えていた場所を歩いていくと、今度は上りの九十九折りの始まりです。
さっきよりは路面状態は良いものの足が疲労感から上がらない!
ただ、途中に海上保安部の看板を見つけたときにはゴールが近いことを察しました。
(電柱も目印になりましたしね)
 重量運搬車両は通行すらできんって!
グイグイ高度を上げていき、防空壕?砲台跡?を通過。
そして・・・ついに目指す灯台に巡りあうことが叶ったのです。
 ここを通過すれば灯台は直ぐ!
いやぁ〜、到達できて良かったぁ。
そして、諦めないで良かったぁ。
充実感はかなりありました。
 眺めサイコーな場所にあります♪
ただ、余韻に浸る時間はありませ〜ん!
急ぎ撮影を開始しました。
案外と灯台周辺にはスペースはありましたが、山頂ってことで構図は限られる感じですね。
「そういえば、ここから対馬黒島灯台も近くに見れそうだけど・・・」
っと、海岸を望める場所に上ってみると、予想通り対馬黒島灯台の姿が確認できましたよ♪
まぁ、それでも遠いのは仕方ない・・・けど、万関瀬戸で見えたのよりかは素敵な感じでしたよ!
効率よく撮影を済ませて水分補給など暫し休憩した後、折瀬鼻灯台とお別れすることにしました。
逃げるように来た道を引き返しました。
灯台のある山を一気に下り、続いて悪路の九十九折り・・・今回は当然上りとなるのでかなり厳しかった!
ただ、ここをクリアした後は無事戻れることを確信、無事に生きて麓の神社まで戻ることができました。
神様に戻れたことに御礼を言って車まで戻り、出発したのが17時10分でした。

この後は、予定では郷埼に向かうつもりだったのです。
だけど、時間のことを考えると、今日は到達しやすい場所しか無理っぽいかな。。。
ってことで、郷埼は断念だろうなぁ。
芋埼も避けたほうが良いかもしれませんね。。。
それなら、竹敷港樽ヶ浜灯台に行こう!って感じで本日最後の目標を決定。
国道を南下して竹敷港へと向かう。
港の東側に回りこみ、きれいな車道を進んでいくと行き止まりに。。。
 写真左隅より・・・
「海岸沿いを磯歩き?、それとも山歩きか??」
っと心配しましたが、ここは海岸沿いルートが正解でしたよ!
 岩場を乗り越えていくと・・・
案外歩きやすかったし、少し歩くと灯台が遠くに見えたので安心しました。
 遠くに灯台があるのです♪
太陽は沈みかかっていましたが、どうにか夕日に照らされた灯台を撮影することができました。
ちょっとこじんまりした地味な灯台でしたが、到達しやすかったので文句を言ってはダメっすね!?
これで本日の予定は終了。
停車した地点まで戻り、出発したのが18時5分でした。

本日は旅の前に予約していたホテルに宿泊です。
恐ろしいほどにリーズナブルなお宿。
っとその前に温泉ですね。
竹敷港樽ヶ浜灯台の近くにあった、対馬グランドホテル横の『真珠の湯』に立ち寄りました。
400円で入浴、すっきりすることができました。
その後、厳原市街まで戻り、ホテルにチェックインしたのが20時前。
近くのスーパーで買出しをし自室にて夕飯。
購入したお酒をあおり一人ほろ酔い気味になっていました。
(旅の途中にお酒を飲むなんて初めてですわ)
今日も苦戦しまくったので進捗は遅れ気味です。
まぁ、これらは明後日に予定を組み入れておいて、そこで回収しないと!
なんて思いつつ明日の予定をチェックし、就寝したのが24時でしたzzzz
(何てったって、この旅の最大の目標が待ち構えているのですから〜♪)




走行距離:629km


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