2007/03/29 : 三重・志摩半島グルッとのんびり灯台探し

3/28に急遽29日、30日の休暇を言い渡された。
これまでの残業が半端なく多いための措置だそうだ、要するに代休ね。
ホントに急な話だったので、当然予定なんか立ててない。
20時に家に戻って、何をするか?どこに行くか?を検討開始。
4連休になったんだから、どこか灯台を見に行こうと考え始める。
「西はゴールデンウィークで帰省するから、北かな?そしたら宮城辺りかな〜?」なんて考えて天気予報を見てみる。
宮城はずっと曇り・・・天気悪そうだ。
天気が良さそうな地域を探してみると東日本は全般的にあまりよくなさそう。
頭の中で徐々に西へと進路を変え三重県の天気を見ると、29日:晴れ、30日:晴れ一時雨、31日:曇り。。。
何とか2日間は天気が良さそうなので行ってみようと決めた。
目指すは志摩半島の灯台!
そして神島、菅島、答志島にある3離島の灯台にも行ってみるかと考える。
渡船の出航時間を調べると、何とか1日で行けそうだ。
まぁ1日5回も船に乗っちゃうことになるけど・・・
などと考えていると29日の1時前となってしまった。
結局、仮眠すらできないまま1時20分に出発することになった。

いつものように横浜町田ICから東名高速に上がる。
御殿場付近で綺麗に出ていた月が消えたと思ったら富士山の裏に回っていた。
月の明かりで富士山のシルエットが浮かび上がった姿に、ついつい脇見。。。
駒門PAに到着して、駒門の水を汲んだのが2時48分。
ETC割引を使うため、沼津ICで国道1号へと下りる。
すると、国道1号沿いに提灯の明かりがあって、桜が綺麗に満開となっていた。
「灯台の近くに桜が咲いていたら最高に画になるかも!」と期待を膨らませながら走行を続ける。
時間的に無理とは思うけど日の出に間に合えばいいなと思い、清水ICで再度東名高速へ入る。
そして浜松ICで下りたのが4時40分、ここでもETC割引は効いていた。
浜名バイパスを通って愛知県入りしたのが5時10分。
岡崎市を通過していると周囲が明るくなってきた。
やっぱり朝日&灯台は無理でした。

国道23号へと入ったところで交通量も増えてきたので、国道302号から飛島ICより伊勢湾岸自動車道に入る。
そして、津ICで県道42号に下りる。
「さぁ〜、愈々灯台探しを始めるぞぉ」と気合を入れる。
まずは贄埼灯台。
灯台の近くにあるはずの『岩田川』を目指すため、車幅の狭い橋を通過していたら、それが岩田川だった。
橋から贄埼灯台も確認できた。
Uターンして橋の近くの交差点から海岸を目指す。
狭い道を進んでいると、いつの間にか防波堤の上を進んでしまい贄埼灯台に到着した、8時55分。
防波堤の下には、ちゃんとした道があった。
ホントは県道42号を只管真っ直ぐ進んで、海岸沿いまで出れば問題なかったんです。
「まぁ灯台近くに駐車スペースがあるから大丈夫!」と灯台の真横に停車させ、撮影に向かう。
灯台のそばにある、綺麗な施設(これが空港アクセス港かな?)とは対照的に灯台が石垣の上に建てられている。
贄埼灯台には間違いないけど、プレートが確認できなかったのは残念でした。
そして9時20分に贄埼灯台を後にする。
 右が空港アクセス港かな?
県道42号を戻る途中に給油しようと思ったら見つからないままインターの近くに来てしまった。
「給油したいから久居ICまで下道で行くか」と思い23号のバイパスを通る。
すると、まだ工事中らしくて途中から途轍もなく狭い道を進むことになった。
しかも対向車がバンバン来る!
恐ろしい道を何とか抜けて国道165号に合流。
給油をして久居ICより伊勢自動車道を南下していく。
途中、嬉野PAで目の前を横断するタヌキ(かな?)がいた。
「無事に横断してくれよ」と思いながら、紀勢道・大宮大台ICで国道42号へ下りる。

国道から県道68号を進んで国道260号を進んで目指すは古和浦灯台。
『棚橋トンネル』を通過して『古和浦トンネル』の手前の脇道を進んでいく。
海岸沿いの道を少し進むと山道の始まり。
暫くすると「いかにも!」って感じの脇道を発見した。
脇道の側に停車させて歩いて行くことにした。
 古和浦灯台の入口
すぐにシダが生い茂る下り坂となった。
「これは夏場は厳しい道かもな〜」なんて思ってたら、廃墟を見つけた。
灯台の光源みたいなものが置いてあったのは気になった。
 ライトか?気になるぞ!
廃墟を過ぎると道が厳しくなってきた。
両脇が崖で非常に怖い。
そして遂に進む道までもが崖となってしまった。
よく見るとロープが垂れ下がっていたので、それを頼りに下っていく。
何とか古和浦灯台に到着したのが11時5分。
「これはスゴイ所にある灯台だ!」と思いながら撮影。
雲が出掛かってきたけど何とか撮影を終えて戻ることにした。
ロープを使いながら上っていくと、灯台が点灯し始めたんです!
しかも雲が切れて周囲が明るくなるし!!
崖の途中で急ぎ撮影しました。
「まさか昼間に点灯する灯台を見れるとは!」とビックリしました。
撮影を終え、ロープを使って崖登りを再開。
「このロープが切れたらイッパツかも・・・」など思いながら、そうならないよう祈りつつ何とか無事駐車した場所に戻ることができた。
そして11時45分、古和浦灯台に別れを告げた。
と思ったら、灯台入口より少し先の『ニラハマ展望台』からも灯台を確認することができた。
綺麗な場所なので撮影して、ホントに古和浦灯台とお別れ。
 ニラハマ展望台の眺めは・・・
 おぉ!素晴らしい!
次は吉津灯台。
国道260号の『小方トンネル』を過ぎた先の脇道を進んでいく。
道幅が狭い市街を抜け、山手に見える道を上っていく。
この道が相当に荒れていました。
陥没してたり、崖崩れ起こしそうだし、落石あるしで。
何とか危険な道を進んでいくと、道路脇の休憩所の先に吉津灯台を発見した、12時20分。
灯台の奥に廃墟がまたあった。
「なぁんか不気味だな〜」と思いながら撮影をしました。
 照射灯かい!?
 筏が見えます、真珠?牡蠣?
12時40分に出発して吉津港まで行くと、ここからも灯台のテッペンが見えた。
そして国道260号に合流して海岸沿いを進んでも吉津灯台を確認できた。

見江島灯台は遠目からも見えなかったので素直に諦めて、五ヶ所浦灯台を目指すことに。
国道260号と県道12号の交差点を海岸側『商工会』方面へ向かう。
すると、海岸に突き当たるのでこれを右折していくと赤い五ヶ所浦灯台を発見した、13時25分。
静かな雰囲気の良い場所で撮影。
「のんびりした、いいトコだね〜」と感じつつ13時45分に出発した。
 鳥が・・・
次は田曽埼灯台。
国道260号を進んでいくと、途中殆どの車が県道16号へ進んでいった。
「心細いな〜」と思いつつも国道を突き進む。
そして『田曽浦』の標識に従って進んでいき、漁港を通過すると砂利道になった。
道が海岸に達したところに綺麗な駐車場を見つけた。
ここに停車させて灯台を探しに行く。
灯台は山手にありそうなので、山を登っていけそうな上り口を探してみるけど見つからない。
漁港まで歩いていくと、おばさんがいたので道を尋ねてみると、
「そこの簡易保険の施設の側の道を進んですぐを右の防波堤沿いを進むと行けますよ」
とのこと。
 この坂を上っていくと・・・
 ここから写真左奥の細い道を行きます
御礼を言って、一旦車を取りにいき近くに停車させて灯台を目指すことに。
畑がある道を山頂目指して進んでいくと本格的な山道になった。
途中に分岐があったけど、親切に橙の案内板があった。
けど、分かりにくくて公園へと迷い込んだけど・・・・
どうにかして田曽埼灯台に到着したのが14時50分。
撮影する場所が少ない感じだったけど、灯台近くに桜が植えられていた。
だけど、まだまだ満開ではなかった。
「これは惜しいことしたな〜、1週間位早かったな〜」と思いつつ撮影を終えた。
そして車を停めた場所まで戻り15時20分出発。
 開花したばかり!惜しい!!
次は深谷港九木けい船護岸灯台。
国道260号から県道730号を通って行こうとしたら狭すぎっ!
進むも地獄、戻るも地獄となりそうだったので不本意ながら引き返した。
県道17号を通ってスムーズに国道260と167号のクロスにたどり着くことができた。
国道260号を進んで『船越』の交差点を左折した後、直進した先に深谷港九木けい船護岸灯台を発見、16時15分。
道の突き当たりに停車させて、灯台の手前の民家(かな?)の方に許可をもらって撮影。
かなり撮影する場所が限定される中、御礼を言ってササッと戻った。
人懐っこい犬がいたのが印象的?でした。
 可愛かったのです♪
ボチボチ綺麗な夕日が狙える中、目指したのが深谷水道口灯台。
国道260号の深谷大橋手前の交差点『深谷大橋東』から脇道に逸れる。
マンションの先を進むと車両通行止め!
灯台は見つからない。。。
停めたらヤバイかな〜ってな所に停車させて急ぎ灯台を探しに行く。
すると深谷大橋手前から海岸に出られそうな道を見つけた。
そこを下っていくと深谷水道口灯台を見つけた、16時30分。
 国道脇のこの地点を海岸へ
この深谷水道口灯台と深谷港九木けい船護岸灯台は、どちらも初点が昭和44年3月。
なんとなく形が似ている理由が分かったような気がした。

当初予定した通り、夕日は御座埼灯台で見ようかなと思いつつ国道260号を西進する。
地図を見るとバイパスは途中で切れているので、旧道を通っていく。
すると、海岸沿いの先に灯台が見える。
そして、入り口を探していると片田地区で『麦埼灯台』の表示を見つけた。
「これは寄っておかなくては!」と思い、急遽予定を変更。
だけど、この道もやっぱり狭かったんです。
対向車が来たら完璧アウト!
しかもUターンできるか心配になってきた。
そして、離合ができそうな場所に車を停めて歩いていくことにした。
夕暮れが近いので走って灯台を目指すと『麦埼灯台200m』の看板を見つけた。
 もう少しで到着よ〜
山道をダッシュし麦埼灯台に到着したのが16時50分。
「中々立派な灯台じゃないか!」と思いつつも、御座埼灯台を目指すため急ぎ撮影。
灯台の近くからロープを使って岩場に下りて撮影をした。
そして車まで戻り17時10分に出発した。

本日最後は御座埼灯台。
国道260号を進み、白浜海水浴場を通過した先にあるキャンプ場も通過する。
するとおじさんがいたので灯台の道を確認してみると、道は間違いないらしい。
勾配の急な山道を上った頂上付近に山道が延びていた。
駐車できそうな箇所もあったけど、地元の方の駐車場かも?なんて思いながらも車をコソッと停める。
109段ある階段を一気に駆け上がって、山道を突き進む。
 階段地獄ぅぅ
そして17時40分、遂に御座埼灯台に到着!



「うぉぉぉ!!見晴らし最悪でないかぁ!!」
夕日は綺麗だけど木々が邪魔してどうにも撮影が困難でした。
「これなら麦埼灯台の方が綺麗だったかもな〜」と後悔してもしょうがない。
けど、やっぱり「麦埼灯台は御座埼灯台の後に行けば良かったな〜」なんて考えながら撮影を終えた。
中々思い通りにはいかないもんですね。

これでこの日の予定は終了。
取り敢えずは明日の日の出を、安乗埼灯台か大王埼灯台のどちらで迎えるか決めるため大王埼灯台へ行ってみた。
国道260号から標識があるので到達するのは問題なかった。
赤と白が灯る灯台は綺麗だった。
だけど、灯台近くまで車で行こうとすると有料駐車場ばっかり、しかも全部閉まっている。
しかも結構民家が多い。
「これは安乗埼灯台の方がいいかも」と思い、明日は安乗埼灯台からのスタートとした。

温泉を探して県道17号近くにある『合歓の里』の『潮騒の湯』に到着。
『合歓の里』の入園料と『潮騒の湯』入場料で合計1100円、ちょっとヒドくないっすか?
たっぷりと温泉に浸かって、屋上にある露天風呂も堪能。
露天から見える景色の中に灯台が灯っている姿が見えた。
「あれは御座埼灯台かな?こっちは何だろう?大王埼灯台??」って言う位、色んな所で点灯していた。
 園内のライトアップは綺麗
そして、20時55分に風呂をあがって今夜の寝る場所へ移動。
場所は道の駅『伊勢志摩』。
途中、コンビニで夕飯を購入し道の駅に到着する。
夕飯を食べて歯を磨き明日に備えるため眠りに着いたのが22時だった。

未明、轟音と共に粒が大きい雨が降り出した。
「天気予報がハズレてるじゃないかよぉ!」
明日の予定が狂わなければいいんだけど・・・
明日は前人未到?の渡船5本制覇、離島だから晴れてくれないとまずいんだけどと思いつつzzzz




走行距離:672km


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