2007/04/29 : 帰省4・四国へ寄り道!瀬戸内の灯台探し

朝4時10分に起床。
パーキングのトイレで洗顔を済ませる。
星も見えて今日も天気は良さそうだ。
4時半に出発。

本日最初は新居浜港垣生埼灯台。
朝日と一緒に・・・と思いつつ走行する。
新居浜ICを下りて恒生方面へ進む。
恒生地区を海岸に向かって住宅街を進んだけど道幅が異常に狭い。
対向車が来たら離合できそうにない。
慎重に、だけど急いで進んで行く。
何とか片側1車線の道に出て黒島地区へと進む。
そして、工場が立ち並んだ先にある公園に停車。
周囲も明るくなってきたので急いで公園内の階段を駆け上っていく。
そして、灯台を。。。
「全然違うやんけ!」
灯台と思っていた建物が、ただの展望台だったんです!
展望台に上って、周囲を見渡すと対岸の岬で灯台が点灯していた。
「場所が違ったんだ!しかも夜明けが近そう、、間にあうか!?」
急いで停車させた場所まで戻り出発。
灯台までの道を探そうとしたけど、恒生地区はやっぱり主要道以外は道幅狭すぎ。
そして『八幡神社』から海岸に出れそうだったので、道を逸れていく。
神社を回りこんで走る地元の車の後ろをついていくと、灯台の近くまで行くことができた。
灯台の位置を考えて、漁港から山手に延びる道を上っていく。
この道が最高に狭い!
慎重にゆっくり進んでいくと工事現場に到達した。
「こっから灯台目指すのか!?」と思いつつも、日の出も近そうなのでダッシュで工事現場を走っていく。
・・・結局、道がなかったんです。
しかも無常の夜明け。
「あ〜、間に合わなかったか〜」
工事現場にてご来光を撮影した後、来た道を戻る。
 綺麗な無常の夜明け
そして、漁港沿いを進んでいくと『弁天燈台遊歩道』の看板を見つけた。
道を間違えなければ日の出に間に合っていたのにな〜と思いつつ、カメラを持って遊歩道を進む。
 右の電柱の脇には・・
 こ〜んな看板があるのよ
この道が結構急な坂道なんです。
「こんな道にこそロープを設置しろよな〜」と思ったら、やっぱりロープがありました。
そして、ついに新居浜港垣生埼灯台に到着したのが5時40分。
「う〜ん、木々が結構邪魔だね〜」と思いつつ撮影をした。
朝日に照らされた灯台が印象的だった。
来た道をズリズリ滑りながら停車させた場所に戻った、そして6時に出発。

次は来島梶取鼻灯台。
県道13号を進んで、国道196号を今治方面へ向かう。
今治市内を通過し、県道38号、県道15号、県道166号そして県道301号を進む。
県道301号が非常に狭い上に曲がりくねっている。
走行していると、おじさんが2人歩いていた。
「散歩か??えらく山深い場所を歩いているな〜」と思いつつ梶取鼻に到着。
『梶取鼻』の看板まで車を進ませてしまったので、Uターンが大変だった。
 森の中に灯台あり
そして、駐車できる場所に停めると、さっき見たおじさんが来られた。
挨拶をすると、
「釣りかね?」
「いえ、灯台を撮影しに来たんですよぉ」
「そうかね〜ご苦労なこったねぇ、大間埼は行ったことあるんかね?」
「ええ、ありますよぉ」
「余部埼は?」
「いえ、ないっすねぇ」
などと話をした後、来島梶取鼻灯台に到着したのが7時35分。
これまた撮影しにくい場所だ。
草木が邪魔で邪魔で。。。
「岬の先端まで出てみるか。。」
と思い、灯台奥に延びる道を進んで行く。
これまた、すんごい道でした。
まさしく崖っ、なんです。
当然のようにロープがあったんだけど、下るのが恐ろしかった。
灯台の場所からドンドン下っていくので、「灯台は見えないだろうなぁ」と思いつつも、行ってみました。
海が見える場所も、もの凄かった。
まさに『先っぽ』でしたね〜、だけどやっぱり灯台は見えなかった。
ちょこっと撮影して車まで戻り、8時に出発。
 まさしく先端でした
県道166号を進み波止浜港まで行くと、『燈明台』という灯篭を見つけた。
多分、青森で見た『常夜燈』と同じものなんだろうと思いつつ、ちょこっと撮影。
 燈明台
そして、県道161号を糸山公園方面へ進んで『サンライズ糸山』に到着したのが8時40分。
本日のビッグイベント、「チャリで行く馬島3灯台巡り」のためレンタサイクルを利用しようとしたんです。
受付で必要事項を記入して1500円払う。
(ちゃんと自転車を返せば1000円戻る、つまりレンタル料は500円なのね)
事前にWebで調べた時には色んな種類の自転車を選べるはずだったけど、普通のママチャリしかないとのこと。
『え〜、ママチャリで行くってか!?何か画にならな〜い』と思ったけどしょうがない。
自転車に乗っていざ馬島へ!
 サンライズ糸山
 サンライズ糸山駐車場より
スロープを通過して、いよいよ来島海峡第三大橋へ。
「いや〜、景色いいし、気持ちいいね〜」
と思いつつ、橋を渡る前に確認できた小浦埼灯台とウズ鼻灯台を橋から撮影しようとした。
 チャリで橋を渡りますよぉ
小浦埼灯台はもの凄く良い感じだった、空撮って感じだなぁ。
ウズ鼻灯台は反対の原付専用道側にあるので橋からでは確認できなかった。
そして、通行料(上陸料?)を箱に投入しエレベータで1階に下りる。
遂に馬島に上陸を果たした!

最初に目指すは橋からも見えた小浦埼灯台。
橋の上からは灯台までの道が確認できたけど、中々見つからない。
馬島トンネルを通って反対側を探してみたけど、こちらにもない。
釣りをされていたおじさんに聞いても「わからない」とのこと。
トンネルを戻って、トンネル入口の海岸側でない方を進んでみると漸く道を見つけた。
 トンネル脇を右奥へ
山道を歩いて行くと、小浦埼灯台を見つけた、9時15分。
灯台の脇には、灯台を照らすライトみたいなものがあった。
「夜になったらライトアップされたりするのかな!?」などと思いつつ撮影。
 灯台を照らすのかな
次はナガセ鼻灯台。
馬島トンネルを通過して坂道を上っていくと、来島海峡第二大橋に向かって延びる階段を見つけた。
 急な階段を上ったところ
これを上って来島海峡第二大橋の下をくぐると、遠目にナガセ鼻灯台を確認できた。
 薄っぺらの橋なんです
フェンス脇の階段を一旦上って、途中から砂地の下り坂を下りると到着した、9時40分。
綺麗な場所でした!
 灯台手前の階段は危険!
しかも、向かいの島には灯台を確認することができたんです。
「名前がわからんなぁ」と思いながら、ちょこっと撮影しておいた。
ここは船が沢山航行していた。
さすが瀬戸内海!って感じがしました。
 向かいの島にも灯台・・
馬島最後はウズ鼻灯台。
これはサンライズ糸山からも見えたので余裕だった。
ただ、行く途中でに喉が渇いてきたんです。
そういえば、飲み物を持ってくるのを忘れてた!
「自販機あるかな?」と思ってたら、港にありました、セーフ!
喉を潤し、海岸沿いの道の突き当たりにある神社の奥に灯台を見つけたのが、10時10分。
 神社入口とお世話になったチャリ
立派な灯台だけど、近場の撮影は難しかった。
小浦埼灯台と同様、こちらにも灯台を照らすライトが設置されてました。
灯台への道から、砂浜からと撮影をしました。
馬島は小さな島なのに3つも灯台がある、素晴らしいところでした。

これで馬島の3灯台を見つけることができた。
のんびり橋を渡って戻ってきたのが10時50分。
自転車を戻して、保証料1000円をもらおうと受付まで行くと、長蛇の列が!
自転車を借りようと人が殺到していた。
「この列に並べってか?自転車借りるんじゃないから早くして欲しいな〜」と思いつつも最後尾に並んだ。
そして、暫くすると自転車の空きがなくなった様子。
そんな中、自転車を借りた時に対応してくれたおじさんが気づいてくれて、何とかロビーで対応してくれて保証料が戻ってきた。
「さすが連休初日だから人が多いんだねぇ。借りることができて良かったな」と思った。
そして、駐車場に戻って出発。
国道317号に出て昼食を購入し、今治北ICより瀬戸内しまなみ海道へと入る。
ついさっきまで自転車で渡った来島海峡をあっさり車で通過して、大島に上陸。

大島南ICで国道317号を北上する。
目指すはカヤトマリ鼻灯台。
国道の途中から県道49号にでようとしたら、いつの間にか県道を南進してしまって大島南ICに戻ってきてしまった。
しょうがないので再度国道317号を北上して宮窪町まで進み、県道49号へと入る。
途中狭い区間もあったけど、県道脇にカヤトマリ鼻灯台を発見したのが12時5分。
道路沿いから撮影した後、道路脇の山手から俯瞰を狙ってみたけど電線が入ってイマイチだった。
そして、ちょっと遠目の海岸沿いからも撮影したけど、灯台自体が小さくて隣の電柱の方が目立ってた。
あれやこれやと撮影した後、12時半に出発した。
 見下し感が良いね〜
大島北ICよりしまなみ海道を進んで伯方島から大三島に入る。
次は下小丸子島灯台。
大三島橋から確認できたので、わかりやすい場所にありそうかなと思ったら、橋の下を通過して鼻栗展望台まで来てしまった。
展望台から撮影してみようと思い、車を展望台駐車場まで乗り入れてみたけど、景観は???だった。
橋が一望できるかと思ったら、木が思いっきり邪魔していた。
 画の様な景色でなかったよ
そして、橋の下まで戻って適当な場所に路駐して車から降りて確認すると下小丸子島灯台を見つけることができた、13時5分。
「近くまで行ってみたいな」と思い、畑の中を歩いてみたけど下りられそうになかった。
しょうがないので、道路からの撮影となりました。
撮影中、サイクリングをされてる方が続々と走り抜けていった。

ここから、しまなみ海道を尾道まで行くと実家まで遠回りになってしまうので、フェリーを使うことした。
大三島の宗方港からでている、大三島ブルーライン。
県道51号を進んで宗方港に到着したのが13時40分。
チケットを購入しようとしたら13時35分の便が出てしまった後だった。
次のフェリー出航は15時5分。
どこか観光してみたかったけど、ガソリンがやばい状況だったので、港で昼飯を食べたり友人にメールしたりして時間をつぶしていた。
そして、車をバックさせてフェリーに乗船、15時5分の便で漸く出航。
 出航!!
船室に入ってゆっくりしていた。
木江港に近づくにつれて、目指す大崎上島にある中ノ鼻灯台が確認できた。
島にある中ノ鼻灯台と鮴埼灯台、どちらを先に行こうかと考え鮴埼灯台から行こうと決めた。
中ノ鼻灯台の近くにある温泉に入ろうと思ったんですよね。

そして、木江港に到着、県道65号を海岸沿いに北上する。
市街地を抜けるまでは狭い道だった。
海沿いを進んでいくと、海岸にあった工場の敷地内に櫓型の灯台を見つけた。
「防波堤灯台かな?」と思いつつ、工事による片側規制の信号待ちをしていた。
 防波堤灯台かな・・
その脇にあった、バス停が鮴埼だった(はず・・・)。
停車することもできないので、一旦通過してUターン。
そして、工場脇に停車させた。
丁度、歩いておられたおじさんに伺うと、
「木江港側に戻った所にある病院から山道が延びているからそこを進むんよ」
とのこと。
車に戻って『射場医院』近くに停車させた。
バス停も、まんま『射場医院』でした、スゴイ!
その横から、山手に道が延びていた。
 灯台への上り口、右に病院
サンダル、ハーフパンツで山道を上っていったけど、枯れ草が多くてタイヘンだった。
しかも異常にハエが多かった。
つづら折れを上って行き、漸く鮴埼灯台に到着した、15時50分。
見た瞬間「歴史ある灯台だな、山口の金ノ弦岬灯台みたいだ。けど背が小さいよな、半分位土の中に埋もれてるんじゃないの!?」って思った。
木々が多くて撮影しにくかった、しかもプレートが確認できなかったし。
そして16時5分に出発した。

今回の旅の最後は中ノ鼻灯台。
フェリーからも確認できたから大丈夫かなと思いつつ県道65号を南下していく。
ここで時間が問題になってきた。
帰りは安芸津フェリーで本州に戻ろうとしたけど、17時10分の便を考えていたんです。
これだと温泉に入れないんです。
次のフェリーを待つのは実家に戻る時間が遅くなるため、温泉はなしかなぁと考えながら急ぎ灯台へ。
そして、中ノ鼻灯台に到着したのが16時15分。
迷惑だろうと思ったけど、灯台の横に停車させました。
こちらは鮴埼灯台と比べて見晴らしも中々。
形は鮴埼灯台と同じ感じ、プレートもなかったな。
急ぎ撮影を行った。
撮影中、温泉へ向かうお客が結構いたけど、すぐに引き返していた。
(よく調べてみたら外来入浴の受付は15時半までだったのね、どうしたって風呂入れなかったんだな)
これで今回予定は終了!

後は帰るのみ。
急ぎ大西港へ向かおうとしたら、県道沿いから対岸に灯台らしきものが見えた。
 灯台が・・
「取り敢えずは撮影しておくか」と思い停車させ、撮影していると後ろに気配がした。
振り向くと、車に乗った女性がこっちを見ていた。
灯台の写真を撮っていることやカメラのことやら、お話をした最後に、
「景色の良い場所だったら神峰山がいいですよ。そこからの望める島の数が100超えるんですよ」
という情報を伺った。
時間も厳しいから行けないかもと思いつつお別れした。
そして大西港の標識に従って山道を進むと、『神峰山』の標識が。。
数十秒程考えて急遽行くことにした。
折角教えていただいたんだしと思ったんです。
そこからはですね・・・峠を攻めました・・・です、ハイ・・・
途中から狭い道になりつつも、頂上に到着したのが16時40分。
 神峰山
一帯にタイヤの焦げた匂いがしてました。
山頂からの景色は、確かに点在する島々が望める素敵な場所でした。
下りも急いで、神峰山の分岐まで戻りました。

急ぎ県道に出ると『大西港』の標識がなくなった。
「適当に海岸にでれば大丈夫だろ」と思いつつ、岸壁に到着したのが16時55分。
そこにはフェリーも停船していた。
何とか間に合ったと思ったので、港手前にあった『厳島夜燈』というものを撮影。
 厳島夜燈
だけど港の雰囲気がおかしい。
フェリーはあるけど、車の乗り入れ口が見当たらないし、発券場もない、そして何より人の気配が無いんです。
心配になってきたので、散歩をされていたご夫婦に話してみると、
「ここじゃないよ、こっから5分位先にあるよ」
とのこと。
なっ何ぃぃぃ!!と思いつつ、急ぎ発車。
ここらではかなり焦っていた。
更に迷った結果、長島大橋を通ってしまった。
橋から大西港が見えたので、Uターンして猛スピード。
そして大西港にやっと到着。
フェリーは停船していた。
すると、発券場からおじさんがきて、出航2分前だから早く券を購入するように怒鳴ってきた。
「怒らんでもよかろうもん〜」と思いつつも、急ぎ購入してギリギリ安芸津フェリーに乗船することができた。
漸く、落ち着くことができた。
 ギリギリ乗船できたぁ
そして安芸津港に17時45分に到着。
県道32号から国道2号へ合流する。
そして、ガソリンがやばくなってきたので国道沿いで給油したのが18時20分。
夕方の渋滞を避けようと志和ICから山陽自動車道へ。
18時50分、宮島SAで休憩しここで夕食。
玖珂ICで国道2号に戻り、後は只管国道を通って下関に到着したのが22時25分だった。

急ぎながらの旅だったけど、自転車乗ったり、人の親切さに触れたりと中々楽しかったな。
ただ、戻ってからは体がフラフラしておりました。
あ〜疲れた!!
 



走行距離:1365km


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